傷あとが赤く盛り上がる、かゆい、痛い、広がってくる場合は、肥厚性瘢痕やケロイドの可能性があります。
傷あとは時間とともに変化します。炎症を長引かせないこと、こすらないこと、紫外線を避けることが大切ですが、盛り上がりやかゆみが強い場合は治療を相談しましょう。
傷あとが見た目に目立つことについても、ご相談ください。
肥厚性瘢痕・ケロイド・やけど跡の特徴
肥厚性瘢痕
傷の範囲内で赤く盛り上がる傷あとです。時間とともに落ち着くこともありますが、かゆみや痛みが続くことがあります。
ケロイド
元の傷を越えて広がる盛り上がった傷あとです。体質や部位が関係し、胸、肩、耳、下腹部などにできやすいです。
やけど跡・色素沈着
やけどの後は赤み、茶色い色素沈着、白抜け、ひきつれが残ることがあります。早めの創傷管理と紫外線対策が重要です。
傷あとの広がり・硬さ・関節のひきつれを診察します
診察では、傷あとが成熟途中か、肥厚性瘢痕か、ケロイドか、拘縮があるかを確認します。関節のひきつれ、広範囲の熱傷瘢痕、手術が必要な傷あとは形成外科と連携します。
赤み・盛り上がり・かゆみを軽くする治療
治療は、保湿・遮光、テープ、ステロイド外用/注射、圧迫、シリコンジェル、レーザー、RFなどを状態により検討します。完全に消すというより、赤み・盛り上がり・かゆみを目立ちにくくすることを目標にします。
傷あとの状態や治療目的によって、保険診療となる場合と自由診療となる場合があります。見た目の改善を目的とするレーザーやRFなどの自由診療は保険適用外です。適応、費用、回数、主なリスクは治療内容ごとに診察で確認します。
早めに受診した方がよい場合
- 傷あとが赤く盛り上がる
- かゆみや痛みがある
- やけど跡が硬い
- 関節が動かしにくい
- ピアス後に耳が盛り上がった
自宅でしてよいこと・避けたいこと
してよいこと
- 日焼け対策をする
- こすらない
- 乾燥を防ぐ
- テープや薬は指示通り使う
- 傷あとを早めに相談する
避けたいこと
- かさぶたを剥がす
- マッサージで強くこする
- 自己判断で強いピーリングをする
- ケロイドを放置して大きくする
傷あとの診察と、形成外科での治療が必要な場合
当院では、傷あと・やけど跡・ケロイドの赤み、盛り上がり、かゆみ、痛みを診察します。関節が動かしにくい拘縮がある場合や手術が適する場合は、形成外科など対応可能な医療機関をご案内します。
よくある質問
ケロイドは治りますか?
完全に消すのは難しいことがありますが、赤み、盛り上がり、かゆみ、痛みを軽減する治療を行います。
やけど跡は薄くなりますか?
時間とともに変化します。赤みや色素沈着は薄くなることもありますが、深いやけどでは跡が残ることがあります。
ステロイド注射はできますか?
ケロイドの盛り上がりやかゆみを抑える目的で使うことがあります。傷あとの状態を診察し、適した治療と受診先をご案内します。
美容治療で傷あとを消せますか?
消すというより目立ちにくくする治療です。レーザーやRFは適応とリスクを診察で判断します。
いつ相談すべきですか?
赤みや盛り上がり、かゆみが続く場合は早めに相談してください。