掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に小さな膿疱、赤み、皮むけ、ひび割れを繰り返す病気です。膿のように見えても、通常は人にうつる感染症ではありません。
水虫、手湿疹、汗疱と似ることがあり、治療が違います。繰り返す場合は皮膚科で確認しましょう。
手足の膿疱と、注意したい関節の痛み
手のひら・足裏の膿疱
小さな膿疱ができ、乾くと茶色いかさぶたや皮むけになります。繰り返すため、湿疹と間違われることがあります。
水虫との違い
足裏の皮むけやかゆみがある場合、水虫との鑑別が大切です。ステロイドだけを使うと白癬が悪化することがあるため、必要に応じて検査します。
関節症状
胸の前、鎖骨、背中、関節に痛みを伴うことがあります。掌蹠膿疱症性骨関節炎が疑われる場合は専門診療が必要です。
水虫との区別と、喫煙・歯科・扁桃の症状の確認
診察では、手足の皮疹、爪、真菌検査、喫煙、扁桃炎、歯科感染、金属アレルギー、関節痛を確認します。金属アレルギー検査や画像検査は必要に応じて専門施設と連携します。
外用薬と生活面の対策を組み合わせます
治療は外用薬、保湿、禁煙、感染巣の確認、生活因子の見直しを組み合わせます。難治例や関節症状がある場合は、光線療法、内服薬、生物学的製剤などを専門施設で検討することがあります。
早めに受診した方がよい場合
- 手のひら・足裏に膿疱が出る
- 皮むけやひび割れを繰り返す
- 歩くと痛い
- 水虫薬で良くならない
- 関節痛がある
- 喫煙している
- 歯科や扁桃炎の問題がある
自宅でしてよいこと・避けたいこと
してよいこと
- 保湿する
- 禁煙を検討する
- ひび割れを保護する
- 足を蒸れにくくする
- 歯科・耳鼻科症状を伝える
避けたいこと
- 膿を潰す
- 皮をむしる
- 水虫と決めつけて市販薬を続ける
- 関節痛を放置する
喫煙している方は診察時にお伝えください。禁煙が難しい場合も、無理なく取り組める方法を相談できます。
皮膚科の診察と、歯科・耳鼻科などとの連携
当院では、手のひら・足裏の膿疱や皮むけを診察し、水虫・湿疹との鑑別を行います。必要に応じて、外用治療、検査、耳鼻科・歯科・整形外科・専門施設との連携を相談します。
よくある質問
膿疱はうつりますか?
掌蹠膿疱症の膿疱は通常うつりません。ただし別の感染症との鑑別は必要です。
水虫と見分けられますか?
見た目だけでは難しいことがあります。真菌検査で確認することがあります。
喫煙は関係しますか?
悪化因子になることがあります。禁煙が治療の一部になる場合があります。
関節痛も関係しますか?
関係することがあります。胸や鎖骨周囲、背中、関節の痛みがあれば伝えてください。
治療は長くかかりますか?
良くなったり悪くなったりを繰り返すことがあり、継続的な治療が必要です。