重症ニキビ(結節・嚢胞性)でお悩みの方へ|イソトレチノイン/ブルーレーザー/ケミカルピーリング
尋常性ざ瘡(ニキビ)の通常の記事は
こちら
を参照ください。
まずは保険診療をしっかり(軽症〜中等症)
保険診療のみのクリニックでは重症例の治療が難しい場合がある一方、自費のみのクリニックでは軽症〜中等症に標準治療が十分行われないこともあります。まずは保険診療の基本をきちんと行うことが推奨されます。
- アダパレン(®ディフェリン)/過酸化ベンゾイル(®BPO)は治療薬でもありますが予防薬の側面もあります。ピンポイントではなく毎日・全顔に塗布します。
- 開始直後は刺激が出やすいため、少量・隔日→毎日へ段階的に拡大します。
ケミカルピーリング(サリチル酸マクロゴール)
保険治療でコントロールしきれない面皰(白・黒ニキビ)/毛穴詰まりには、サリチル酸マクロゴールを用いたケミカルピーリングを併用することがあります。角栓や古い角質をやさしく除去し、新生面皰の抑制・くすみ改善が期待できます(刺激感が少なくダウンタイム軽め)。
ケミカルピーリングについてはこちらを参照
- 頻度:2〜4週おき/まずは3〜6回、その後はメンテナンスで1-2カ月おきに
- 注意:レチノイド外用は前日〜当日休止。イソトレチノイン内服中は原則、剥離系施術を控えるため、同内服の有無を必ずご申告ください。
イソトレチノインについて(自費・国内未承認)
イソトレチノインはビタミンA誘導体で、皮脂腺の活動を抑え角化を正常化することで重症ニキビの発生を抑えます。米欧では「切り札」として長年使用されていますが、日本では保険適用外です。
効果と服用方法
- 用量:一般に0.5〜1 mg/kg/日から。実臨床では20 mg/日など低用量から開始し、副作用をみながら調整。重症度や体重によっては40 mg/日から始めることもあります。
- 服用期間:通常4〜8か月。完全に消えてからさらに約2か月継続で再発抑制を狙います。
- 服用タイミング:吸収を考慮し食後に内服してください。
効果の出現時期
内服開始から2〜3か月で効果を自覚しやすく、4か月頃には多くの患者さんで改善を実感します。
副作用と注意点
- 皮膚・粘膜の乾燥:口唇の強い乾燥はよく見られます。ワセリン等で頻回保湿。
- 筋肉・関節痛/肝機能・脂質:定期的な血液検査が必要。
- 薬の併用:テトラサイクリン系との併用は頭蓋内圧亢進のリスクがあるため避ける。
- 催奇形性:内服中および内服後1か月は確実な避妊が必須。
当院の方針:適応判断・採血モニタリング・避妊管理を含め、安全性を最優先に計画します。
ブルージェネシス(ブルーレーザー治療)について
イソトレチノインが適さない/内服に抵抗がある場合に、当院ではブルーレーザー(450nm)を用いたブルージェネシスを提供しています。顔全体へ均一照射し、アクネ菌を標的にします。赤みの軽減も期待できます。
ブルーレーザーについてはこちらを
治療について
- 治療回数:5〜10回
- 治療間隔:1〜3週間
- 副作用:ほとんどありませんが、まれに発赤・軽いやけど
注意事項(未承認医療機器・自費)
- 本治療は保険適用外の自費診療です。
- 使用機器は国内で薬機法上の承認未取得です。
- 未承認医薬品・医療機器については厚労省の案内をご確認ください:
厚労省サイト
料金(自費・税込)
メニュー | 価格 |
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イソトレチノイン内服(10mg/日)※1か月分 | 11,000円 |
イソトレチノイン内服(20mg/日)※1か月分 | 16,500円 |
採血(初回・経過モニタリング) | 5,500円 |
※イソトレチノインは国内未承認・自費です。用量は診察で決定します。
個人輸入について
イソトレチノイン等の処方薬を個人輸入する方が時々おられますが、海外には模造品・汚染薬のリスクがあります。
あやしいヤクブツネットもご確認のうえ、
医療機関の管理下で治療を受けることをおすすめします。クスリはリスクです。
まとめ
保険診療を土台に、重症・難治例にはイソトレチノイン、内服が難しい方にはブルーレーザー、面皰優位にはケミカルピーリングを組み合わせ、再発と瘢痕化を抑える設計を行います。治療歴・重症度・妊娠計画を伺い、最適なプランをご提案します。
診療時間 保険診療:現金のみ
午前診:9:00~12:30(受付12:00まで)
処置・完全予約:14:00~16:00
午後診:16:00~18:30(受付18:00まで)
☆:完全予約・美容皮膚科
休診日:火・日・祝日
自由診療:VISA/MASTERカード使用できます。
完全予約・美容皮膚科