皮膚の一部が白く抜けて見えると、「白斑ではないか」「広がるのではないか」と不安になる方が多いです。白く見える症状には、尋常性白斑のほか、あざ、湿疹のあと、真菌症などがあります。
治療方針が違うため、まず診察で白く見える原因を確認しましょう。
白斑・生まれつきの白いあざ・炎症後の色抜け
尋常性白斑
皮膚の色素を作る細胞が減り、境界のはっきりした白い斑点が出る病気です。顔、手、関節周囲などに出ることがあります。
子どもの白いあざ
生まれつき白く見える場合は脱色素性母斑などを考えます。白斑とは経過や治療が異なるため確認が必要です。
湿疹や日焼けのあと
湿疹や炎症のあとに一時的に色が薄く見えることがあります。白斑と紛らわしいため、経過を見ながら判断します。
白い部分の境界・広がり・毛の色を見ます
診察では、白い部分の境界、広がり、毛の色、湿疹の有無を確認します。必要に応じて真菌検査や採血を検討し、院内で難しい検査は対応可能な医療機関へご案内します。
塗り薬と紫外線療法
白斑の範囲や部位に合わせて、塗り薬や紫外線療法で治療します。当院では、専用の医療機器「セラビームminiLED」で白斑の部分に紫外線を照射します。通院は主に週1〜2回が目安です。
照射時間は1か所あたり数秒程度が目安で、照射量や範囲によって異なります。照射中の痛みはほとんどありませんが、感じ方には個人差があります。
治療効果には個人差があり、色が戻るまで時間がかかることがあります。照射後に赤みや色素沈着などが生じることがあります。広い範囲の治療や詳しい検査が必要な場合は、専門施設と連携します。
早めに受診した方がよい場合
- 白い斑点が広がる
- 顔や手など目立つ場所にある
- 子どもの白いあざが気になる
- 髪やまつ毛まで白い
- 湿疹後の色抜けが長引く
- 何の白さか分からない
自宅でしてよいこと・避けたいこと
してよいこと
- 日焼けしすぎを避ける
- こすらない
- 写真で経過を見る
- 湿疹を放置しない
避けたいこと
- 漂白剤や民間療法を使う
- 強くこする
- 自己判断で強い薬を塗る
- 広がりを放置する
- 日焼けで隠そうとする
白く見える原因に合わせた診察・治療
当院では、皮膚が白く見える原因を診察し、白斑か、湿疹後の色抜け、真菌症、先天的なあざなど別の状態かを確認します。診断に合わせて、外用薬や院内での紫外線療法を相談します。対応範囲を超える検査・治療は、専門施設へご案内します。
よくある質問
白い斑点はすべて白斑ですか?
違います。脱色素性母斑、湿疹後の色抜け、真菌症などもあります。
白斑は治りますか?
治療で色が戻ることもありますが、効果には個人差があり時間がかかります。
日焼けしても大丈夫ですか?
白い部分は日焼けしやすいため、紫外線対策が大切です。
子どもの白いあざは受診した方がいいですか?
広がる、境界がはっきりする、毛も白い場合は診察で確認しましょう。
光線療法はできますか?
はい。当院ではセラビームminiLEDによる紫外線療法を行っています。通院は週1〜2回が目安です。