京都府向日市にある皮膚科・美容皮膚科クリニック

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乾癬(かんせん)

乾癬(かんせん)は皮膚のターンオーバーが異常に早くなり、肘や膝、お尻になど荷重がかかったり、こすれたりする部位に分厚い鱗屑(皮膚の皮)を伴う皮膚疾患です。

原因ははっきりしていませんが、遺伝的な要因や環境的な要因が混ざっていると考えられています。
有病率は白人の2-3%、日本人の0.3%程度と白人に多く、肥満・喫煙、物理的刺激やストレスが悪化因子となります。

残念ながら完治する病気ではなく、症状や重症度にあわせてステロイドや活性型ビタミンD3の外用、紫外線療法、内服治療、注射による治療が選択されます。

乾癬は完治しませんが、患者さんが日常生活で皮膚の症状を気にしなくなるのが治療のゴールで、そのゴールを維持し続けられるようにするのが私たち皮膚科医の大きな役割だと思っております。
例えば、背中に乾癬の皮膚症状があって、温泉に行くのがためらわれる、洋服にフケがつくのが気になって着たい服が着られない。
そのような状態では治療のゴールに到達していませんので、より効果的な治療を選択していくこととなります。

幸い、アトピー性皮膚炎と並び、乾癬の治療は大きく進歩しました。
私が皮膚科医を志した皮膚疾患でもあり、お悩みの方はぜひ当院へ受診してみてください。

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