京都府向日市にある皮膚科・美容皮膚科クリニック

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アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、増悪と軽快を繰り返す痒みのある湿疹が左右対称に出てくる疾患です。

患者さんの多くはアトピー素因(①ご家族がアトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎の持病を持っている②IgE抗体と呼ばれるアレルギーに関与する抗体を作り出しやすい体質)を持っているといわれています。

アトピー性皮膚炎がある方はどうしても皮膚が乾燥しやすく、皮膚本来の役割であるバリア機能が弱いとされています。皮膚のバリア機能が弱いため、皮膚から抗原(アレルゲン)が体内に侵入しやすく、その結果、経皮感作(アレルギーとして認識されてしまう事)が成立してしまいます。(経皮感作についてはこちらの記事を)

バリア機能を維持するために日々の保湿が非常に重要であり、湿疹ができてしまった場合は抗炎症作用のある外用薬を速やかに使用し、皮膚を正常な状態に戻す必要があります。

近年、アトピー性皮膚炎の治療は急速に進んでおり、ステロイドを含まない抗炎症作用のある薬(プロトピック®、コレクチム®、モイゼルト®)が続々と登場しており、より副作用が少なく安全な治療が可能となっています。

また、中等度~重度のアトピー性皮膚炎の患者にはデュピクセント®やオルミエント®、サイバインコ®など非常に治療効果の高い薬剤が開発されています。

繰り返す湿疹でお困りの方はぜひお気軽に当院に受診していただければと思います。

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